スウェーデンで働く場合、お給料がいくらか気になったことはありませんか。
税率が25%(一部は別)、日本と比較して物価は高めの北欧スウェーデン…
そんな場所でしっかり食べていけるのか…貯金はできるのか…
ご安心ください!!筆者はストックホルムにあるレストランのキッチンスタッフとして働いていましたが、しっかり食べていけましたし、貯金もできていました。
この記事では、筆者が実際に働いていた職場の体験談を基に解説をしていきます!!
生活をする上で重要だし、気になるお話。
実際にもらっていた仕事の時給
筆者が実際にもらっていた時給は 120 SEK(1,680円) でした。
2024年時点で東京都の最低時給が1,163円となりますので、30%程度高いことになります。
参考までに下記のテーブルに筆者の職場だった時給と各都道府県の最低時給を記載しておきます。
都道府県 | 時給 |
ストックホルム (筆者の職場) | 120 SEK(1,680円) |
東京都 | 1,163 円 |
大阪府 | 1,114 円 |
愛知県 | 1,077 円 |
スウェーデンの場合、最低時給が決まっているというよりも、面接時に時給が決定する感じかもしれません。
筆者を含む同僚も面接時に時給が決定しています。(その他職場は不明)
面接前に業界の平均時給などを把握していなければ適切な回答ができなくなりますので、最低限調べておくことをおすすめします!!
希望額を平均時給よりも高く回答して、採用されなかった例を聞いたことがあります。笑
実際にもらっていた仕事の月給 & 勤務時間
筆者が働いていたレストランは基本的に予約制だったため、1週間毎に予約状況に応じてシフトが組まれていました!!
トレーニング期間中は時間・日数が限られていたので、シフトが制限されがちでした。
しかし、仕事を覚えてポジションを任されるようになれば、安定してシフトを確保することができます!!
週に何時間くらい働きたい??
当初、ワーホリだから休暇を満喫するつもりでいましたが、仕事メインみたいになっていました。笑
みなさんも当初の目的を忘れないように調整をしましょう!!
ちなみに、給料は所得に応じて12% ~ 15%程度差し引かれます。
※下記のテーブルはすでに差し引かれた月給(手取り)
月給 (手取り) | 勤務時間 |
13,036 SEK ~ 14,385 SEK (182,504 円 ~ 201,390 円) ※トレーニング期間 | 124 時間 ~ 140 時間 |
20,909 SEK ~ 22,433 SEK (292,726 円 ~ 314,062 円) | 205時間 ~ 222 時間 |
短ければ一日5時間、長ければ12時間働く日もあった。
ここで知っておきたいのは、スウェーデンで確定申告をすればお金が戻ってくることです。
仮に筆者がもらっていた月給の場合、約10万円 ~ 12万円戻ってきますよ!!
休日日数
特に決まっていませんでした。
休みたい時はマネージャーに希望日を伝えておけばOKという感じです。
筆者の場合、休みたくなったら伝えるからそれ以外はシフトに組み込んでくれたら問題ないと伝えていました。
休みが少ない月は4日のみで、多い月は8日程度でした。
シフトは働いている人次第になりますので、必要に応じて休日は調整できると思います。
業務内容とポジション
業務内容は任させるポジションによって変わります。
筆者が働いていたレストランでは、大体2つのポジションを経験してから、どちらかに比重が多くなる流れでした。
ちなみに筆者ミートのポジションを任されていました。
たまにフルーツ・ベジタブルのポジションを任される時もありましたが、ノルマをこなすのに苦労しました。笑
ポジション | 業務内容 |
シェフ | レストランで提供するブッフェの料理を作る |
ブッフェ | レストランで提供するブッフェ料理の補充 & 下ごしらえ |
フルーツ・ベジタブル | レストランで提供するフルーツ・ベジタブル・麺類の下ごしらえ |
ミート | ・注文されたお肉をスライスマシーンでカット(食べ放題) ・エビのケーキの準備としたごしらえ ・レストランで提供する牛肉と鶏肉の味付け & 下ごしらえ |
スープ | 鍋料理のスープの準備 & 下ごしらえ |
筆者が任されていた各ポジションで働く日の流れはこんな感じでした。
実際に流れを紹介しておきます。
時間帯 | 職場の状況 | 業務内容 |
11:30 ~ 12:00 | 営業時間前 | ・レストランで提供する牛肉のカット ・食べ放題用のお肉の移動(解凍のため) ・事前にエビをペースト状にして用意している材料を型押 ※時間に余裕があれば、配達されたフルーツ・野菜を冷蔵庫に収納を始める |
12:00 ~ 13:30 | 営業開始 (予約したお客さんが一気に来る) | ・食べ放題のお肉をひたすらカット |
13:30 ~ 14:30 | 徐々に注文が落ち着いていく | ・注文に応じてお肉をカット ・順次、荷受けを開始する |
14:30 ~ 16:00 | お客さんが最も少ない時間 (この時間帯にまかないを食べる) | ・注文に応じてお肉をカット ・レストランで提供する牛肉の味付け & 下ごしらえ ・配達される食べ放題用のお肉・ブッフェで提供する食材の荷受け |
16:00 ~ 19:30 | 基本的に忙しい時間帯 | ・食べ放題のお肉をひたすらカット ・必要ならエビケーキの下ごしらえ ・必要なら鶏肉の下ごしらえと味付け |
19:30 ~ 22:30 | 徐々に注文が落ち着いていく (この時間帯にまかないを食べる) | ・注文に応じてお肉をカット ・翌日に必要なお肉を確認して発注 ・冷凍庫に必要分のお肉の補充 ・お肉をカットするスライスマシーンの清掃 |
時間帯 | 仕事の流れ | 業務内容 |
11:00 ~ 12:00 | 営業時間前 | ・レストランで提供するフルーツ・ベジタブル・麺類の下ごしらえと準備 ・営業時間までに各種をブッフェエリアにセット |
12:00 ~ 16:00 | 営業開始 (この時間帯にまかないを食べる) | ・レストランで提供するフルーツ・ベジタブル・麺類の下ごしらえ ・ブッフェで減りが早い食べ物を優先的に準備 ・状況によりブッフェ担当者のフォロー |
多国籍な同僚
多国籍で個性豊かな仲間たちですが、同時にライバルでもあります。
各ポジション毎にほぼ固定でシフトに入る人がいる反面、不定期だったり、ほとんど入れてもらえない人がいるのも事実です。
さらに言えば、トライアルで来たっきり、顔を見なくなる人も結構います…笑
しかし、人種・国が違えば、日本では中々経験できないことも多くあります!!
必ずネタや笑い話になることもあるので、楽しく充実した日々を過ごせると思います!!
もちろん、ストレスになることもありますが…笑
キッチンスタッフに限れば、アフリカ・中南米・アジア大陸の人達で構成されていました。
レストランのスタッフも含めればほぼ全大陸で、20ヵ国以上!!
嬉しいまかない
ワーホリで滞在する人にとって、嬉しいことの一つではないでしょうか。
筆者が働いていた職場のルールは勤務した日、シェフが作るまかない・レストランで提供している料理(ブッフェ)・ 飲み物(ドリンクバー)が自由に飲み食いOKでした。
加えて、持ち帰りもOKだったんですよ!!
ご飯物はもちろん、野菜・フルーツ・揚げ物・おやつ類・炭酸飲料・清涼飲料水・コーヒーが自由に食べても飲んでも良かったんです。
主食がじゃがいもであるスウェーデンでご飯物が食べられるのはホントに大きかったですね!
食費が浮くのも大変に助かります。笑
スウェーデン ワーホリで働いた感想
個人的にはスウェーデンで働くことができてホントに良かったと思っています。
筆者は特に料理が得意なわけではありませんし、飲食関係で働きたいとも思っていませんでした。
勤務時間が長い日もありましたが、給料はそれなりにもらっていましたし、毎日おいしいまかないを食べることもできました!!笑
加えて、日本のように厳しい雰囲気や細かいことに気を取られることはほとんどなく、自由気ままにストレスは最小限で働けていたように思います。
勤務時間中でも、飲み食いすることは全然問題ありませんでした。笑(海外あるある)
最終的には、職場から就労ビザのオファーがあり、申請もすでに済ませました。
それだけ、居心地が良く、仲間に恵まれ、働きやすい職場でした!!
みなさんも、ぜひ異国のスウェーデンで働く経験をしてみてくださいね。
スウェーデンで仕事を探す方法はこちらの記事で徹底解説しています。
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