筆者は2024年8月下旬に1年間のワーホリ生活を終えました。
そして、職場から思わぬオファーがあり、最終的に就労ビザを申請することになりました!!
スウェーデンはビザが下りるまでの時間が長く、1年以上かかることもあるそうです。笑
ワーホリ生活中は想定内・想定外・想定以上のコトもありましたが、非常に有意義で満足した日々を過ごすことができました。
筆者の実体験から、ワーホリを終えて思ったことを書き記しておきます。
1年も過ごせば、思うことは色々ある。
ワーホリを終えて思ったこと
慣れ親しんだ日本を離れて生活をすると、同じような環境を整えることは難しいです。
とは言え、1年間のお試しとなれば、経験として楽しむことができます!!
生活・仕事・気候・食事・観光・趣味などについて思ったこと…
それらを書き記してみようと思います。
あるあるですが、渡航前と生活してからでは予想と違ったことってありますよね!笑
筆者はスウェーデンの首都であるストックホルムに滞在していました。
生活
まず、治安で不安を感じることはなく、安心して過ごすことができました。
近年では、ギャングによる治安悪化が問題視されていますが、日常生活に影響するようなことはありませんでした。
日本と違ったことは、街中でデモや集会があったり、車のクラクションを鳴らしまくって走行する人がいたり…
最初はビックリすることもあるとおもいますが、そのうち慣れてくると思います。笑
また、移民が非常に多いため、街中で小さなストレスに遭遇することが結構あります。
歩行者は右左関係なく歩いていたり、道端に結構ゴミが落ちていたり、公共の設備やモノの使い方が雑だったり…
渡航前、筆者は勝手に北欧は全てがキレイでルールもきっちり守られていると思っていました!!
逆に予想通りだったことは、街並みが非常に美しく、無駄な物がなくて整っていたことです。
加えて、街中で流れている水は穏やかで心が落ち着きます。
ちなみに、娯楽があまりなかったのは想像通りでした。笑
仕事
筆者はストックホルム中央駅から徒歩5分の場所にあるレストランで、キッチンスタッフとして働いていました。
マネージャーが週の予約状況を確認後、その週のシフトが組まれるシステムでした。
冬の時期が長くて暗いスウェーデンでは、夏に比べて外出する頻度が減っていく印象です。
その影響もあり、勤務日数が減らされる、給料に影響することもありました…
反対に、繁忙期ではマネージャーの信頼を勝ち取っていれば、シフトを多くもらえることも…
当初、望んでいませんでしたが、週に50時間働いていたこともあったんです。笑
レストランのホールで働くスタッフは1人を除いて、スウェーデン語でやりとりしていました。
キッチンスタッフの場合、スウェーデン語ではなく、英語が基本となります。(英語を話せない人も一定数いました)
言語に自信がなくて、未経験でも挑戦しやすいのがレストランのキッチンスタッフです!!
それでも、倍率は非常に高いので、仕事探しは日本のように簡単にはいきません。
しかし、スウェーデンで働くことができれば、多種多様な人種とさまざまな経験ができるので必ずやってよかったと思えるはずです!!
気候
北欧の夏は “最高” と本やブログで読んだことがありました。
夏になれば、気温は20° ~ 27°を推移する感じで、カラっとして大変過ごしやすいです。
日本の田舎のように空気がキレイで、空が澄んでいて景色がホントに美しく見えます!!
サマータイムが始まれば、カフェやレストランのテラス席が現れて、多くの人も現れます。笑
店内は満席じゃなくても、テラス席が満席なのは風物詩と言えるかもしれません。
反対に冬になると、観光客を見かけることが一気に減り、テラス席も全て撤去されます。
天気は曇り・雨・雪のいずれかでずーっと暗い感じが続きます…笑
日が沈むのがとても早く、日照時間が5時間(日の出 9:30 / 日の入り 14:30)なんて日もあります…
気温は0° ~ -20°で推移する感じになりますよ!!
街中でスキーウェアを着ている人もいるのは雪国って感じがしますよね!!
筆者は寒さには強いですが、実際に住んでみた感じでは、雪国より南国が好きだと実感しました。
クリスマスのために設置されるイルミネーション・デコレーションの雰囲気は確実に南半球より北欧がオシャレで素敵だと思いました。笑
食事
北欧の主食はお米ではなくて、ジャガイモになります。
到着してから1週間くらいは “ジャガイモおいしい!” と思って食べていましたが…やはり、お米も食べたいと思ってしまいました。笑
筆者がお世話になっていた家主はスウェーデン人でしたが、ホントにお米を食べないんです。笑
食べているのは、サンドイッチ・ジャガイモを主体にした食べ物・ビザなど…
食のレパートリーは少なく、飽きがきてしまうかもしれません。
筆者の場合、職場のまかないでお米料理が食べられたのは大きかったです!!
仮にまかないでお米料理がなければ、スーパーなどであんまりおいしくないお米を買うしかありません。笑
レパートリーは少ないですが、スーパーやカフェで販売されている菓子パンはおいしいと感じることが多かったです!!
そして、コーヒーもおいしいですよ!!
カフェやレストランのメニューはグルテンフリー・ヴィーガン・オーガニックなどにも対応している場合が多かったです。
観光
ストックホルム都市部だけでもそれなりに観光する場所があります。
また、季節ごとにショーウィンドウのレイアウトや街中のデコレーションが変化していく姿には惹かれるものがあると思います。
距離はありますが、足を伸ばして都市部のマルメ・ヨーテボリを観光するのも楽しいです。
北極圏に行けば、オーロラ鑑賞はもちろん、世界初で世界最大のICE HOTELもあります。
北欧諸国を旅行したい場合も、飛行機で1時間あれば到着できます!!
魔女の宅急便のモデルになったゴットランド島も雰囲気があっておすすめです。
趣味
季節問わず続けられたことは、カフェ巡り・キャンドル・読書でした。
筆者はストックホルム都市部にあるカフェをリストアップして、最終的には60店くらい巡りました!
お気に入りのカフェ・菓子パン・ラテを決められたことはいい思い出です。笑
また、趣味とはいえないかもしれませんが、現地の製品を使ってみることは意識していました。
例えば、現地メーカーやブランドの商品を購入したり、食べ物を試してみたり…
スウェーデン製の商品やブランドは日本ではなかなか見かけません。
これもワーホリでしか体験できないことかもしれませんよ!!
ワーホリを終えて思ったことのまとめ
Hejdåは現地語で “さようなら”の意味になります。
スウェーデンの各都市部を観光、北極圏でオーロラ鑑賞・ICE HOTELの見学、カフェ巡り、レストランでの就労経験…
また、ストックホルム人が一番住みたいエリアであるセーデルマルムに住むことができたので、大変に満足した一年間になりました。
もう、やりたいことをやるだけやったので、悔いはないと素直に思えました。
最後の最後に就労ビザの申請を打診された時はビックリでしたが、戻ることを選択しました。
きっかけとして、ワーホリをする前に勤めていた会社の社長から言われた言葉を思い出したことも影響したかもしれません。
「どこに行っても楽しめるかどうかは自分次第だよ。それに場所とかじゃなくて、重要なのは誰と過ごすかどうかだから。」
スウェーデンの冬は好きではないですが、職場のみんなと働く時間は好きで充実していて楽しかった。
寒くて暗い冬でも、そこに行けば明るくて暖かい感じ…
イメージ通りに進んでいたアジア就職という想定内の “絵” よりも…スウェーデンに帰ってきて新しい生活をする想定外の “絵” を描いてみたくなりました!!
ビザの審査結果はどうなるか誰にもわかりません。
どういう結果になったとしても、私は受け入れます!!それが運命ですからね。笑
あなたのスウェーデンワーホリがどうなるかわかりませんが、少しでも良いモノになることを願っています!!
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