ついに、三大難関の最後の一つに挑むことになります!!
その銀行口座の開設ですが、いくつか候補になる銀行があなたの住まいの近くにもあると思います。
現金を使わないカード社会だから、ATMの場所や数を気にする必要はありません。
正直、どこの銀行で開設をしてもあまり大差ないように感じました。
問題になるのは、支店で直接、口座開設をするためにはアポを取る必要があることです。
筆者の周りでは、訪問した当日に口座開設できた話を聞いたことがありませんでした。笑
そのため、事前にアポを取るのですが…このアポが数ヶ月先なんてこともあり得ます。
銀行によっては、Web・郵送で口座の開設を依頼することも可能です。
その場合、アポも不要になりますが、必要書類が異なるなど、一長一短です。
この記事で紹介する各銀行の比較しながら、柔軟に対応してみてください。
筆者が実際に訪問した支店・Web申請した経験がある銀行に絞って紹介しています。
筆者が最終的に一番アポが早かったNordeaにした。
実際に訪問した銀行
筆者が実際に訪問したことがある銀行は以下になります。
Googleで各銀行の支店を調べては、足を運んでいました。
- Danske Bank
- Swedbank
- SEB
- ICA Banken
- Nordea
海外でよくあることですが、最新情報(申請条件・必要書類など)は知らない間に変わることがあります。
対応してくれたスタッフの情報が違ったり、各Webサイトの情報が不十分だったり…
そのため、最終的には必要と思われる書類を揃えて、支店で確認してもらうしかありません。笑
各銀行の必要書類と申請方法
銀行によって必要書類と申請方法は多少違ったりします。
支店で直接、お願いする場合に比べて、Web申請だと必要書類が増える傾向にあります。
ちなみに、筆者は必要書類が全て揃ったと思って、Nordeaを訪問した結果、他の銀行では要求されなかったA-skattsedel(納税通知書)も必須だと言われました。
どの銀行であっても、納税者登録されていることを確認する義務があります。
こういった経緯で何度も足を運んでいるため、事前にA-skattsedelを入手しておきましょう。
それでは、実体験を基に各銀行の申請方法などを解説していきます。
Danske Bank
デンマークの首都 コペンハーゲンに本部を置くデンマークで最大の銀行
北欧諸国を中心に世界13カ国で店舗を展開しているようです!
後に解説しますが、コーディネーションナンバーの場合、本人確認されたパスポートのコピーが必須!!
スウェーデンでそれを入手するには“弁護士 or 公証人”の二択になりそうです。笑
【申請方法】 Web申請
【必要書類】
- 本人確認されたパスポートのコピー
- コーディネーションナンバー
- 居住許可カード
- 雇用証明書
- 住所証明書(部屋の契約書)
- 銀行残高証明書(英文)
- 税務地の同意書(1 ~ 6の書類送付後に担当者から送付される)
支店訪問時、”Webから申請してください“と言われました。
後述する、パスポートのコピーが曲者です。笑
※”7″の税務地の同意書はプリントアウトした後、実筆でサインが必要
印刷・コピーができる場所・方法はこの記事で解説しています。
申請の流れ
公式サイトにアクセスして申請をしましょう。
その後、必要事項の入力・書類の添付を済ませればOK!!
Web申請完了後、口座開設・カード発行までの流れは以下です。
- 数日以内にDanske bankの担当者から電話がくる
- 電話内容は公式リンクで入力した必要事項の質問・内容の再確認
- 内容確認後、担当者から追加書類・税務地の同意書がメールで送付される
- 追加で要求された書類 & 税務地の同意書を提出すると審査開始
- 審査に問題なければ約10日でデビットカードが自宅に郵送される
本人確認されたパスポートのコピー(体験談)
電話後にメールで”本人確認されたパスポートのコピーを提出してください”と連絡がありました。
Danske bankによれば、以下のいずれかで本人確認したことを証明するサイン・スタンプがされていることが絶対条件とのことでした。
- 銀行
- 金融機関
- 弁護士
- 公証人
- 公的機関
- 大使館・領事館
- 代理公使
この候補から筆者はいくつか試してみました。
各銀行を訪問して確認
筆者も疑問ではありましたが、銀行で本人確認できるのかも!?って思っていました。笑
対応してくれた銀行員の反応を見ると、どうもおかしいです…
ん!?いや、ここでは無理だよ!?
スウェーデンでは銀行員も本人認証してくれるのかな!?って考えていた自分が恥ずかしくなりました。笑
みなさん、スウェーデンでも銀行ではできません。
スウェーデンにある日本大使館に対応可否を確認
筆者は日本大使館にメールで対応可否の確認をしました。
すると、こんな回答がきました。
大使館では認証ができませんが、公証役場で公証人の認証を受け、その公証人が所属する(地方)法務局長による公証人押印証明を取得後、外務省に認証の申請をすることができるそうです。
どうやら、アポスティーユ(外務省の認証)のことのようです。
海外郵送は不可なため、親族に代理でお願いする必要があります。
時間・手間を考えれば、現実的ではないかもしれません。
スウェーデンの弁護士・公証人に依頼する
Googleで “Stockholm lawyer or Notary” と検索すれば複数ヒットします。
各事務所のWebサイトによれば、SEK 499 ~ SEK 700で認証してくれるようです!!
調べた限りでは、公証人に依頼した場合も弁護士と条件・費用などはあまり変わらず…
ここでは、依頼する場所の違い程度に考えておきましょう!!
大使館からの通知文で代用
ワーホリ申請後に郵送された、大使館からの通知文はイミグレが発行したモノです。
書面に名前・国籍・誕生日が記載されていますが、Danske bankにメールで確認したところ、代用は不可との回答でした。
発行有無に関わらず、サイン・スタンプは絶対条件とのことです。
Danske Bankのまとめ
パスポートのコピーの件をクリアできれば、審査してもらうことはできそうです。
筆者はパスポートのコピーを用意するところで断念しました。笑
仮に、お願いする場合は公証人・弁護士になりそうです。
ちなみに、申請時点でA-skattsedelは要求されませんでしたが、後日に提出依頼があるかもしれません。笑
Swedbank
スウェーデン ストックホルムに本部を置く、スウェーデンの主要銀行の1つ
【申請方法】各支店で直接
【必要書類】
- パスポート
- 居住許可カード
- コーディネーションナンバー
- 雇用証明書
- Preliminar A-skatt(A-skattsedel)
- 住所証明書(部屋の契約書)
- 大使館からの通知文(労働許可証)
申請の流れ
必要書類を揃えて最寄りの支店を訪問しましょう。
- 必要書類を持参して支店を訪問
- 担当者が書類確認後、アポの確認
- アポの日程に口座開設ができる
体験談とまとめ
おそらく、必要書類の確認などで何度も足を運んだ銀行です。
住まいに近かったという理由もありますが、基本的に銀行の入口にはロックがあり、インターホンで応答される場合が多いです。
Swedbankはロックがなかったので、気軽に確認をお願いしていました。笑
筆者は訪問時にあえて “A-skattsedel” を提示せずに口座開設をしたいと伝えました。
理由はどの銀行でもホントに必須であるか真偽を確かめたかったからです。
すると、スタッフはこう言いました…
書類は揃っているので、アポの日程を確認します。…一番早く空いているのは2ヶ月後になりますね。
ん!?Nordeaからはどの銀行でも”A-skattsedel”は必須と言われましたが、ここでは言われませんでした。笑
アポの日程も遅いし、当日にA-skattsedelなどの追加書類が必要と言われたら困るので、やめておきました。
どうやら、訪問無しで電話からアポの確約もできるみたいです。
アポの日程が早ければ、予約して進めてみてもいいと思います。
SEB
Swedbankと同じくスウェーデン ストックホルムに本部を置く、スウェーデンの主要銀行の1つ
Webサイトでは口座開設する場合、必要書類を郵送してくださいとありました。
支店で開設できるかは不明です。
【申請方法】必要書類を郵送
【必要書類】
- 記入済みの顧客情報フォーム
- コーディネーションナンバー
- 住所証明書(部屋の契約書)
- パスポートのコピー
- 大使館からの通知文(労働許可証)
- 居住許可カードのコピー
- 雇用証明書
- お金の出所を示す書類のコピー(給与明細?)
- Preliminar A-skatt(A-skattsedel)
申請の流れ
申請の流れは以下になります。
Webでも訪問でもないため、送ってしまえば待つだけです。笑
送料は無料とのことでした。
- 必要書類を揃える
- 指定住所に郵送する
- 審査結果を待つ
※SEBのWebサイトによる
体験談とまとめ
記載はありませんでしたが、Preliminar A-skatt(A-skattsedel)も郵送しておきましょう。
書類に不備がなければいいんですが、あった場合はやりとりや修正などが大変そうです。笑
アポを確約する必要がないのは、メリットだとは思いますが…
ICA Banken
スウェーデンの大手スーパーICAが所有する銀行
【申請方法】Web申請
【必要書類】
- パスポート
- 居住許可カード
- コーディネーションナンバー
- 雇用証明書
- Preliminar A-skatt(A-skattsedel)
- 住所証明書
- 大使館からの通知文(労働許可証)
申請の流れ
申請方法はWebですが、コーディネーションナンバーの場合、電話で問い合わせをする必要があるそうです。
公式サイトからアクセスをして進めることができます。
- Webサイトで必要事項を入力
- ICA bankenに電話
- その後のやりとりは不明
体験談とまとめ
本人確認が厳しいスウェーデンで、電話のみでスムーズに申請できるようになるかは疑問が残ります。
コーディネーションナンバーのみでは “申請する” のボタンを押すことができないため、必ず電話する必要があります。笑
電話がつながれば聞いてみるくらいの気持ちでいいかもしれません。
Nordea
フィンランドの首都ヘルシンキに本部を置く銀行です。
銀行では、フィンランド最大手かつ北欧最大の資産があり、世界19ヶ国に1,400以上の支店が存在しているそうです。
【申請方法】各支店で直接
【必要書類】
- パスポート
- 居住許可カード
- コーディネーションナンバー
- 雇用証明書
- Preliminar A-skatt(A-skattsedel)
- 住所証明書(部屋の契約書)
- 大使館からの通知文(労働許可証)
申請の流れ
必要書類を揃えて最寄りの支店に訪問しましょう。
- 必要書類を持参して支店を訪問
- 担当者が書類確認後、アポの確認
- アポの日程に口座開設ができる
体験談とまとめ
筆者はNordeaで口座の開設をしました。
各銀行の申請方法・支店訪問の経験から、Nordeaが一番アポの日程が早くて、書類確認などの確認・アドバイスが正確で信頼できました!!
ただし、支店・担当者によって大きく左右されることは否定できません。笑
自分の周りにNordeaで口座開設をした人が多かったことも決め手になりました!
アポ当日の流れと面談した内容はこちらの記事で追体験できるようになっています。
筆者がオススメする銀行口座を開設するまでの流れ
個人的なおすすめにはなりますが、参考にしてみてください。
- すぐに雇用証明書を発行してもらう
- “1”を入手後、すぐにe-serviceでA-skattsedelを申請
- “2”が届き次第、各銀行の支店に電話 or 訪問をして”アポの日程”を確認・調整してもらう
- アポの日程が遅い場合、Web申請できる銀行を検討
- Web申請できる銀行 or アポの日程が確認できた銀行で再度検討
- 決めた銀行で口座開設
銀行口座の開設方法のまとめ
これがスウェーデンで銀行口座を開設するため、筆者がたくさん調べて、行動した全ての体験談です!
このブログでは紹介できませんでしたが、スウェーデン主要銀行の一つであるhandelsbankenという選択肢もあります。
スウェーデンで口座開設する場合に大変なコトはアポの確約です。
訪問した当日に開設できた体験談を身近に聞いたことがありません。
一番アポが早い銀行の支店で口座開設をすることがおすすめです。
アポが数ヶ月先なんてこともあり得るみたいなので、ビックリしないようにしましょう。
最後にポイントをまとめておきます。
- 申請方法は各銀行による(支店・郵送・Web)
- 最新情報は変わる可能性があるため、開設前に確認
- 支店・担当者によって情報の正確さに欠ける場合がある
- A-skattsedel(納税通知書)を用意
- アポが一番早い銀行で検討する
- アポが数ヶ月先もあり得る
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