ついに、 三大難関の最後の一つ に挑むことになります!!
ここまで来るのに、苦労が多かったかもしれませんが、ついに最後ですよ!
結論から言えば、どの銀行で口座開設をしたとしても、あまり大差はなさそうでした。
理由は、日常での支払い方法がカード or オンライン決済になるからです。
そのため、支店やATMの数を気にする必要はありません。

とは言え、銀行によって開設方法は異なりますから、自分がスムーズに進められそうな銀行を選択することがおすすめです。
特にこだわりがなければ、最寄りに支店がある銀行で問題ないと思います!

職場の友達が使ってる銀行もありかも!!なんかあったら、聞きやすい!

それもありだと思う。実際、それが理由でNordeaにした。
筆者の体験談を交えながら、各銀行の開設方法などを徹底解説してきます!!
この記事の情報を参考にしながら、自分にあった開設方法の銀行を選んでいきましょう。
ストックホルムで口座開設を試みた5つの銀行

筆者が実際に、口座開設を試みた経験がある銀行は5つあります。
各銀行の支店を訪問して感じたことは、支店によって対応とセキュリティが全然違うことです。
言ってしまえば、対応するスタッフに十分な知識がなければ、物事が二転三転してしまいます…
また、セキュリティが厳しければ、入口が常に施錠されているため、入るために訪問目的を伝えて対応可否を確認する必要があります。

その場合、 “支店ではなく、電話で確認してくれ” なんて言われることもある。
口座開設のために、最寄りの支店で必要書類を確認してもらう機会もあると思います。
そのため、自宅付近の支店の様子を簡単に把握しておきましょう。笑
各銀行の口座を開設する方法(必要書類含む)

筆者が各銀行の情報を調べた限り、銀行によって必要書類・口座の開設方法が異なります。
開設方法は、それぞれでWeb・郵送・電話・支店と分かれています。
ちなみに、雇用証明書を入手したら、すぐに税務庁に “A-skattsedel(納税通知書)” の申請をすることをおすすめします。

どの銀行であっても、納税者登録がされていることを確認する義務があります。
当時、筆者はこの書類の必要性を把握していなかったので、出戻りを経験しています。笑
申請前に、支店で必要書類を確認してもらえたら、安心できると思いますよ!!
それでは、各銀行の開設方法を必要書類を含めて解説していきます。

候補にデンマークやフィンランドの銀行を入れてもOK!
銀行口座の開設で必要な “A-skattsedel(納税通知書)” の申請が済んでいない人は、こちらの記事で申請方法を確認してみてください。
Danske Bank

スウェーデンで口座を開設する場合、スウェーデン以外の銀行で口座を保有しても全く問題ありません!!
この銀行で口座を開設する場合、Webサイトから手続きをする必要があります。
後述しますが、コーディネーションナンバーの場合、本人認証されたパスポートのコピーが必須!!
これは自分で印刷・撮影をしたものではなく、“弁護士や公証人” などから認証されている必要があります。
必要書類

これらの必要書類を全て添付する必要があります。
ちなみに、 “07” 税務地の同意書は、Web手続きの完了後、担当者から後日送付されます。
手続きの流れ

必要書類の準備ができたら、Danske Bankの公式サイトにアクセスしましょう。
そして、口座開設のために、必要事項の入力・書類の添付をしていきましょう!!

Webサイトで手続きが完了すれば、担当者から電話がくるのを待つだけです!
電話で確認が終われば、税務地の同意書が送付されます。
“07 税務地の同意書”が送付されたら…印刷 → 実筆でサイン(場所・日付・名前) → 再印刷 → 添付
※場所(Place)は都市名を記載 (例 ストックホルム)

手続きに、抜けや漏れがあれば、それらを修正してから審査が開始される。
本人認証されたパスポートのコピー(体験談)
筆者の場合、担当者との電話終了後、メールで追加書類の要求がありました。

本人認証されたパスポートのコピーを提出してください。
本人認証されたパスポートのコピーについて、さらに詳しく担当者に確認をしました。

担当者によれば、本人認証がされたことを証明するためには “サイン・スタンプ” も絶対条件とのことでした。
これさえ用意できれば、審査してもらえる段階まできていました!!
簡単には諦めきれず、この候補からいくつか試してみました。

せっかくここまできたら、審査してほしいよね!
銀行の支店を訪問

考えてみれば当然だったかもしれませんが、銀行では本人認証はしてもらえません!!
あまり深く考えず、訪問してしまった自分が恥ずかしくなりました。笑
日本大使館に連絡

スウェーデンのストックホルムには日本大使館があります。
もしかしたら…そんな淡い期待を乗せてメールを送信しました。
すると、こんな返事がありました。

大使館では認証ができませんが、公証役場で公証人の認証を受け、その公証人が所属する(地方)法務局長による公証人押印証明を取得後、外務省に認証の申請をすることができるそうです。
どうやら、アポスティーユ(外務省の認証)のことを言っているようです。
ちなみに、申請手数料は無料で、書類郵送までの目安は3開庁日後だそうです。
しかし、海外郵送は不可であるため、親族などに代理でお願いする必要があります。
最終的に手元に届くまで、数週間かかるかもしれません…
弁護士・公証人に依頼

スウェーデンでは、パスポート認証を弁護士あるいは公証人に依頼することができます。
各事務所のWebサイトによれば、目安費用は499 SEK ~ 700 SEKです。
仮に、ストックホルムの場合、Googleに “Stockholm lawyer or Notary” と検索すれば複数ヒットします。
調べた限りでは、どちらに依頼しても条件・費用に差はなさそうでした。
ここでは、依頼する場所の違い程度に考えておきましょう!!
※費用は変動する可能性があるため、最新情報の確認は必須
大使館からの通知文で代用

ワーホリ申請後、大使館から郵送された、大使館からの通知文はイミグレが発行した書類です。
サイン・スタンプはありませんでしたが、Danske Bankの担当者に代用可否の確認をしてみました!!
これでも、サイン・スタンプが絶対条件とのことでした。
Danske Bankのまとめ
本人認証されたパスポートのコピーの件をクリアできれば、審査まではたどり着けそうです!
この銀行で手続きスピードを優先するなら、弁護士 or 公証人に依頼するの一択だと思います。
ただし、費用はかかりますので、検討する必要があります。
ちなみに、手続き時点でA-skattsedelの要求はありませんでしたが、念のために提出をしておくことをおすすめします!
Swedbank

スウェーデンの主要銀行の1つですから、日本のメガバンク的な存在でしょうか。
ストックホルム市内にも、多くの支店が存在しますから、訪問しやすいと思います。

メダルのように光り輝くアイコンが目印ですね!!
必要書類

手続きがWebではないので、パスポートは原本を持って行けば問題ありません。
また、筆者が訪問した時は、残高証明書の要求はありませんでした。
手続きの流れ

必要書類が揃ったら、確認してもらう意味も込めて、最寄りの支店を訪問しましょう!
ここで、おすすめしておきたいことは、施錠がされていない(インターホンなし)支店に行くことです。

なんで??

仮に、 “確認は電話でよろしく!” と言われて、開けてもらえなかったら困るから。
体験談

当時、銀行口座を開設する場合の必要書類・情報をあまり把握できていませんでした。
手探りだったので、色々確認をするために、何度も最寄りのSwedbankに足を運びました。笑
筆者は、訪問時にあえて “A-skattsedel” を提示せず、口座開設をしたいと伝えました。
理由は、どの銀行でもホントに必須であるか真偽を確かめたかったからです!!
すると…

書類は揃っているので、アポの日程を確認します。…… 一番早く空いているのは2ヶ月後になりますね。
特に提示を求められることはありませんでした。(担当者によって変わる可能性あり)
また、同じ銀行でも、支店によってアポの日程を早められるかもしれません!
急ぎであれば、別の支店と日程の比較をすることも検討しましょう。
Swedbankのまとめ
必要書類だけの話に絞れば、Danske Bankより易しいと思います。
気になることは、アポの日程調整のみかもしれません。
こればかりは自分ではどうにもできず、運の要素が働くことは念頭に置いておきましょう。
また、二度手間を避けるため、支店のスタッフに必要書類の確認をしてもらうことをおすすめします。
SEB

この銀行もスウェーデンの主要銀行の1つとされています。
Swedbankと同じく、市内を歩いていれば、多くの支店を目にすることになります。

ロゴはほとんどイニシャルだけで非常にシンプルですね。
必要書類

この銀行では、口座を開設する場合、必要書類を郵送する必要があります。
そのため、準備する書類は少し多めになります。
手続きの流れ

郵送をしてしまえば、後は結果を待つだけになります。笑
ちなみに、書類の “送料は無料” とのことでした。
SEBがWebサイトで、口座開設するための要項(必要書類・郵送先の住所を含む)をまとめています。
必要であれば、目を通してみてください。
体験談

実際に、最寄りの支店を複数訪問しています。
筆者が訪問した支店は、全て施錠がされていて、インターホンを鳴らさなければ入ることができないようになっていました。
勇気を出して、インターホンを押してみましたが… “×× – 〇〇の番号に電話で確認して” と言われました。笑
SEBのまとめ
体験談から察するに、各支店では、口座に関する確認・手続きなどはできない可能性が高いです。
郵送であるため、アポ取り不要なことはメリットかもしれません。
しかし、不備などがあれば、修正・やり取りは少し大変かもしれません。
記載はありませんでしたが、Preliminar A-skatt(A-skattsedel)も郵送しておきましょう。
ICA Banken

スウェーデンの大手スーパーICAが所有する銀行です。
日本で言えば、イオンに近い存在と言っていいかもしれません。

現地で生活をすれば、間違いなく利用することになる大手スーパーです。
イメージとしては、アイコンが少しかわいい感じです!
必要書類

筆者が調べた限りでは、対面ではないにもかかわらず、書類が多いわけではなさそうです。
手続きの流れ

公式サイトから手続きに進める画面はありますが、コーディネーションナンバーの場合、入力してもエラーになってしまいます。
そのため、電話で “口座開設したい” と伝える必要があります。
書類が届き次第、返送すれば審査が開始されると思いますが…情報がないために不明です。笑
体験談

残念ながら、コーディネーションナンバーだと “手続き完了のボタン” を押すことができません。
そのため、電話をする必要があります。
ICA Bankenのまとめ
口座の開設方法への第一歩がまさかの電話になります。
英語に自信がない人は、電話だとやり取りに苦労するかもしれません。
苦にならないのであれば、確認や手続きは案外進んで行くかもしれませんね!
Nordea

最後に紹介するのは、フィンランドの首都ヘルシンキに本部を置くNordeaです。
ちなみに、筆者が口座の開設をした銀行でもあります!

筆者が滞在中に出会ったワーホリの人達はNordeaで口座開設をした人が多かった印象です。
話は変わりますが、公式サイトのデザインはフィンランドの国旗の色と合わせていますよね!
必要書類

前述した、Swedbankと必要書類・申請方法が同じとなります。
準備ができたら、最寄りの支店に行ってみましょう!
手続きの流れ

必要書類が揃ったら、確認してもらう意味も込めて、最寄りの支店を訪問しましょう!
Nordeaの場合、入口が施錠されている支店を見たことがありません。
その意味では、比較的入りやすいと言えますね!
体験談
筆者は、Nordeaで口座の開設をしました。
この銀行を選んだ理由は、知り合いからオススメされたから・各銀行の支店で一番アポの日程が早かったからです。
また、訪問時の担当者の書類確認やアドバイスが正確で信頼できました!!

他の銀行の支店では、A-skattsedel(納税通知書)について指摘されなかった。
ただし、支店・担当者によって大きく左右される可能性は否定できません。笑
アポ当日の流れ・面談した内容はこちらの記事で追体験できるようになっています。
ぜひ、併せて読んでみてください!!
Nordeaのまとめ
スウェーデン滞在中、まさかフィンランドの銀行で口座を開設するとは思っていませんでした。
筆者の場合、たまたまアポの日程が早かったことが決め手になりました!
こればっかりは運が左右しますから、各銀行の支店で確認しながら柔軟に進めていくことが良いかもしれません。
筆者がオススメする銀行口座を開設するまでの流れ

個人的なオススメにはなりますが、参考にしてみてください!!

アポが一番早い銀行を狙えばいいよね?

そう!おすすめはそれ。
銀行で口座開設する方法のまとめ

これがスウェーデンで銀行口座を開設するため、筆者がたくさん調べて、行動した全ての記録と体験談です!!
このブログでは紹介していませんが、スウェーデン主要銀行の1つであるhandelsbankenという選択肢もあります。
選択肢は多くありますが、逆に迷ってしまうかもしれません。笑
その場合、銀行にこだわらず、一番早くにアポが取れる銀行を選んでおけば問題ないと思います。
なぜなら、アポの日程は運の要素が強いため、自分ではコントロールができないからです。
状況次第では、アポが数ヶ月先なんてこともあり得ます。
きっと、これこそが三大難関の一つと言われる所以なのかもしれません。
ですが、仕事探しの壁を乗り越えた人達は、必ず最後の壁も乗り越えています!!!

壁は超えるためにある!もう少しで全部クリア~!!
これを読んだあなたが一日でも早く、スウェーデンで銀行口座の開設ができることを願います!!

コメント