北極圏では、オーロラ鑑賞・凍った湖の上でパノラマ景色を楽しむことができました。
これだけでも十分にプランを満喫した気分になっていましたが、それだけではありませんでした。
アビスコはお隣のノルウェー付近に位置しているため、公共交通機関で簡単に移動できます。
そこで、ナルヴィクという小さな港町に行ってみることにしました。
観光地として有名ではありませんが、このチャンスを逃せばきっと訪れることがない場所です。
スケジュールの関係で数時間の滞在のみになりますが、北極圏にある町の生活を垣間見ることができるチャンスでもあります。
この記事では、筆者が実際に観光したナルヴィクの体験談を紹介します。

観光スポットはないけど、散策が楽しい!
アビスコからノルウェーの港町ナルヴィクに移動

アビスコからノルウェーのナルヴィクに移動するには、鉄道(SJ)を利用する必要があります。
SJの公式サイトよりチケットを購入できます。
チケットの入手方法はオンラインで事前購入のみですので、注意しましょう。

画面のように、出発地 “Abisko Turiststation” ・ 到着地 “Narvik station” と打ち込んでください。

往路は夕方発だと帰って来れなくなるので、午前初の時間帯を選択しましょう!

復路の選択肢が一択のみです。笑
滞在できる時間は2時間弱ですが、こぢんまりとした町ですので特に問題ありません。

越境の時はパスポートはいるの?

特に確認されないから大丈夫だよ!




越境するまでに山道を上がっていきますが、基本的な景色はアビスコと変わりなかったです。
途中、ペンションのような建物がありましたが、人の気配はありませんでした。笑

国が変わる瞬間って、Google Mapで確認したくなりませんか。
筆者はしたくなったので、確認してみたら位置情報がノルウェーにありました!!
海に囲まれた島国の日本では決して経験できないことの一つですよね。

昔、ノルウェーにある風力発電の設備の写真を見た記憶がありますが、ついに見ることができました!
場所までは全く憶えていませんでしたが、北極圏にもあるんですね。


みなさん、なんとなく見たこと・聞いたことがあると思いますが、これがフィヨルドです。
北欧らしい景色を眺めながら移動するのも悪くないです!!
フィヨルド 氷河による侵食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のこと
(引用 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

ちなみに、フィヨルドってノルウェー語なんだよ!

そうなんだ!知らなかった〜!
小さな港町ナルヴィクを散策

到着した駅の横に、昔に走っていたであろう機関車が展示されていました。
アビスコからの移動時間は約1時間半になります。
車窓からの景色を眺めていればホントにすぐ到着しますよ!!


街にはあまり色が使われておらず、結構地味な印象を受けました。
また、地面に残った雪が凍っていて、かなり滑りやすかったです。

ショーウィンドに飾られていた雑貨たちです。
日本はもちろん、同じ北欧のスウェーデン滞在時でさえ、ノルウェーの商品・製品・デザインを見かける機会は少ないです。
町歩きを始めてみると…ノルウェーデザインの雑貨がショーウィンドウに展示されていました。
国旗のデザイン以外、他の北欧諸国でもありそうな物しかありませんでした。笑



もう少し町歩きを続けてみました。
海・山・港が揃っている町って珍しいですよね。
ありそうでなかなか見かけない景色に出会えた気がしました。


ショッピングモールってその地域の縮図みたいになったりしていますよね。
興味があって入ってみたのですが、新しくてかなりキレイなショッピングモールでした。
色使いやインテリアがなんだか可愛らしかったりしますよね!

アビスコのホテルの食事だけでは飽きてしまうので、良い気分転換になります。
ですが、ノルウェーはスウェーデンより物価が高いです。
ちなみに、この写真のハンバーガーみたいなサンドイッチとコーヒーで2,000円以上しました。笑


せっかくですので、現地のスーパーにも立ち寄ってみました。
スウェーデンでは置いていないようなお菓子・コーヒーを探してみることに!!
アビスコでは購入できない物を購入しておくチャンスでもありますよ!

ノルウェーのメーカーが製造しているコーヒーとチョコを購入しておきました!

ついでにスーパーに置いてある商品を見ていると、意外な物が目に飛び込んできました。
なんと、 “塩あじえだ豆” が冷凍食品コーナーに陳列されていました。笑
理由は全くわかりませんが、まさか北極圏の港町に日本の商品が置いてあるとは予想外でした…笑





町全体が落ち着いていて、時の進みがゆっくりしているような感覚になってきます。
フィヨルドを一望しながら散策を楽しめる素敵な場所でした。



正直、もう少し滞在したくなる町でしたが、SJ(鉄道)の時刻の関係で出発しなければいけません。
また、この町には安価なゲストハウスはなく、通常のホテルのみになるので高額です。





出発の時間まで駅で待機していましたが、周りにある一軒家がどれもかわいいです。
日本でも人気の北欧スタイルの住まいってこんな感じですよね。
ついつい、いつかこんな感じの家に住んでみたいと憧れを抱いてしまいます。
本場でいくつかの北欧スタイルの一軒家を見ることができて嬉しかったです!!
特別何かある町でもありませんが、アビスコに行った時ぐらいしか立ち寄るチャンスはありません。
せっかくですから、ノルウェーの港町であるナルヴィクを訪れてみてくださいね!
憧れのオーロラを鑑賞・凍った湖の上で楽しめるパノラマ景色の体験談はこちらの記事で紹介していますから、併せて読んでみてください。
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