スウェーデン ワーホリ三大難関の一つ “仕事探し”をどう乗り越えるか…
現地でなかなか仕事が見つからず、悩んでいる人も多くいるのではないでしょうか。
筆者も同じく、進展しない仕事探しに不安と虚しさを感じていた時期がありました。
企業に連絡しても、ほとんどが無反応で、日本のようにスムーズには進みません。
そこで、正攻法(Webで応募)では突破できないと考えて、方法を変えることにしました。
それは、スウェーデンでは主流とは言い難い、CV(履歴書)を直接渡す方法でした。
結果として、最終的にはその行動力が、採用にまで結び付いたと思っています。
この記事では、仕事探しで苦戦した筆者が自力で難関を突破した体験談をお伝えします。

デジタルな時代だからこそ、原始的な行動が相手の心を動かす!!
スウェーデンで求人に応募しても返信率が異常に低い

前提として、スウェーデンで仕事探しをする場合、日本と同じように考えてはいけません!!
仮に、日本で求人に応募した場合、ほぼ100%返信が来ると思います。
ですが、スウェーデンで同じことをした場合、返信率はどのくらいだと思いますか。

どうだろ~、50%くらい?

同僚の話によれば、たったの4%だったらしい…笑
同僚の詳細

まずは、応募時点での同僚の詳細を簡単にまとめておきました。
10年の実務経験がある業界に絞り、言語も問題ないのであれば、問題なさそうに思えます。
しかし、現実はそう甘くはないそうです。笑
返信率はたったの4%(体験談)

同僚に応募結果を聞いてみたら、返信率・採用率はたったの “4%” だったそうです。
最終的には、返信があった2件とも面接を経て、合格に至ったようです。

笑うしかないな~。笑

ちなみに、ガリガリ君の当たり棒が出る確率も4%らしいよ!笑
企業が募集をかければ、50件 ~ 100件くらいの応募があるそうです…
それを思えば、相手から返信がないのは普通のことだと納得できます。笑
簡単にため息をしてからは、それ以上に落ち込む必要はありません!!
あなたにはあなたにピッタリな方法がある

少し前になりますが、host-tv.comという番組でローランド含む伝説のホスト4人が新人ホストにアドバイスをするという内容でした。
その内容の途中で、新人ホストの時間外営業についての話題になりました。
時間外営業とは、ホストが所属するお店に来てもらうため、お客さんに個人的に連絡することです。
1人の伝説のホストが新人に言いました。

連絡する女の子を全員彼女だと思え!!
すると、ローランドはそれに対してこう言いました。

俺はマメじゃないから、絶対できない。だから○○さんはホントに凄いと思う。
すると同時に、新人ホストに別のアドバイスをしました。
以下の話は会話形式で紹介します。
※内容の一部を抜粋
R = ローランド / A = アドバイスをもらう新人ホスト
R「君、出勤前も女の子に営業はしてる?」
「まぁ…そうですね。 “お店に来て欲しい” って言ったりはしてますけど…」A
R「どうやって女の子に伝えてるの?」
「メールで伝えてます。」A
R「うん。そもそも、やり方が間違ってるよね。」
R「仮に保険会社があるとして、俺達みたいにすでに名前が売れているホストが大手。つまり、知名度がある大手なら、何も言わなくても相手から会いに来る。」
R「次に中堅。広告を出したら相手が来る。」
R「最後、中小・零細。広告を出しても誰も会社名を知らないし、商品の良さもわからない。じゃあ、どうするか。一軒一軒を自分の足で周る。広告を持って行ってね。それで説明をするわけ。他の会社の商品に比べてうちの商品はここが良いですよ!絶対にうちがいいです!!ってね。」
R「それで初めて相手が良さを知る。そして、検討をする。」
R「君はまだ零細企業だよね?それでメールで連絡しても誰も会いに来ないよ?自分から会いにいかなきゃ。それで会ってくれなかったら、電話する。電話に出てくれなかったら、そこで初めてメールだよね。そもそも、君のやり方が間違ってるよ。」
応募時点の筆者の詳細

スウェーデンにあるどのお店に行っても、ほとんどの場合、スウェーデン語で対応されます。
逆に言えば、スウェーデン語が不可の場合、応募できる企業・ポジションは限られるということです。
そのため、筆者は接客がなく、多少でも経験のあるキッチンスタッフに的を絞りました。
そして、最終的には募集の有無に関わらず、お店にCVを直接渡していました。

あなたのスウェーデンでの立ち位置を知っておこう!ちなみに、スウェーデン語不可で、調理技術が並以下のだったから、自分は確実に零細。笑
仕事が見つからずに応募方法を変えた(体験談)

Webサイトの求人をスクロールしながら考えていました…

Web上で自分以上の言語力・経歴を持つ相手と競っても勝ち目はなさそう。応募方法を変えるしかない。
考えた結果、印刷したCVを数十枚持ち歩きながら、Google Mapで調べたストックホルムの都市部にあるアジア系レストランを順番に周りました!!笑
確実に50件以上周っています!!😊
日本では考えられない方法ですが、スウェーデンでは問題なく受け入れられています。
全てのレストランが笑顔ではありませんし、受け取ってくれない時もありました。
ですが、受け取ってもらえた場合、必ずその場でCVを見てくれました!

メールだったら、見てくれるかわからないけど…直接なら見てもらえるのか!

そう、チャンスの順番はあなたのやり方で変えられます!!
仕事探しをする前に、もう1度だけ 自分の “言語力・経験” を振り返ってみてください。
そして、その経験から 自分が挑戦できそうな “業種・業界” はどこですか?
あなたはスウェーデンで大手?中堅?中小?零細!?
筆者は間違いなく零細企業だったので、正攻法ではない方法に変えました。
こちらの記事で紹介している、現地の雇用サービス機関の公式Webサイトから “CVのサンプル” がダウンロードできますよ!
CVの印刷ができる場所とその方法をこちらの記事で解説していますので、併せて読んでみてください。
チャンスをもらえるのは直接会った人!?

筆者が家主に代わって、入居者の募集をしていた時の話をします。
遡ること2019年3月…オーストラリアのメルボルンにある物件の入居者を探すため、現地の掲示板に募集の書き込みをしました。
すると、2日後には多くの希望者から、あらゆる連絡手段(SMS・メール・電話)で10件以上の連絡がありました。
最初は、すぐに決まると思っていたんですが…日々増える連絡と選択肢に時間だけが奪われて決めることが後回しになっていました。笑
そんな時、たまたま知り合った人がすぐに入居できる部屋を探していました。
そのまま部屋の見学を済ませると、入居したいとのことで契約をすることになりました。
筆者が最終的に選んだのは、素性がわからない候補者ではなく、たまたま知り合って顔を合わせた人でした。
連絡をもらっていた人達を追い抜いて、一瞬でチャンスの順番が入れ替わりました!!
チャンスの順番を入れ替えろのまとめ

筆者は、苦労しながらも、最終的にスウェーデンで自力で仕事を見つけた人を3人知っています。
共通していることは、難しいとわかっていても見つけるまで諦めなかったことです。
“②” の方法で仕事を探した人は、Google Mapでレストラン・カフェなどで打ち込んで、表示されたお店に片っ端から連絡したそうです。
ここまで実行した例は3人しか知りませんが、その全員が仕事を見つけているのも事実です。
正直言って、かなり地味で大変な作業にはなります。笑
ですが、ワーホリでスウェーデンにどうしても1年間残りたい人・生活を満喫させたい人はここまでする必要があるのかもしれません!!
この記事を読んだあなたは絶対に大丈夫です!!
なぜなら、言語力・スキル・経験もあまりない筆者でも、 “③” の方法でがむしゃらに行動したら、なんとかなりましたから。笑

まだ帰りたくない!!絶対に仕事を見つけてやる~
最後にポイントをまとめておきます!!

仕事探しを頑張るあなたに、処方箋として、筆者がスウェーデン国内で実際に撮影した写真と大好きな名言を送ります!
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