スウェーデンの首都 ストックホルムには360度で書架を見渡すことができる市立図書館があります。
本の並びがキレイなだけではなく、北欧モダニズム建築への架け橋となった作品とまで言われているんですね!!
ぜひ、日本にもこんな作品のような図書館が造られて欲しいですね。
実はスウェーデン ワーホリ生活がスタートして、一番初めに訪れた観光スポットがここでした。
今回はそんなストックホルム市立図書館をご紹介します。
北欧モダニズム建築への架け橋となった作品
アイキャッチに使用した画像は360度書架が見渡せる内部の写真を使用しました。
内部だけ見ると、さぞかし外観も先進的なのかな…と思っていましたが、四角形の土台に円筒形でデザインされている至ってシンプルなものです。
それでも歴史があり、工事が完了したのは1928年!!(工事開始は1920年)
すでに約100年の時が経過しようとしています。
どうりで写真からでもそのアンティークっぽさが感じられるわけですね!!
モダニズム建築(モダニズムけんちく、英: Modern Architecture)または近代建築(きんだいけんちく)は、機能的、合理的な造形理念に基づく建築である。産業革命以降の工業化社会を背景として19世紀末から新しい建築を求めるさまざまな試行錯誤が各国で行われ、1920年代に機能主義、合理主義の建築として成立した。19世紀以前の様式建築(歴史的な意匠)を否定し、工業生産による材料(鉄・コンクリート、ガラス)を用いて、それらの材料に特有の構造、表現をもつ
360度に並ぶ本が輝く
入館する際はまず玄関部分の広い階段を上り、いちど狭く暗い空間を通って明るい大空間の中央閲覧室に入る流れになっています。
明るくて絵になる中央閲覧室(360度書架)の前に暗い空間があるので少しギャップがあります。
そう、ほんとにこの場所にあるのかな?…..って疑いたくなるほど(笑)
実際に入ってみると非常に明るくて正面・左右・後方にも本棚がずらーっと並んでいます。
見慣れている現地の人達は当たり前のように利用していますが、私のように慣れていなかったり、観光客なんかは写真撮るのはもちろん、その世界観に浸っています。
内部も機能的・合理的とだけ言えばどこか事務っぽく聞こえますが、シンプルな空間かつ心地良さも見事に取り入れられているのが素晴らしい!!
騒がしく・忙しい現代にこのようなシンプルで無駄がない空間はどこか居心地の良さを感じます。
これこそが北欧の1つの魅力だと感じたスポットでもありました!!
2階、3階と階段を上ることができるので、上ってみると書架全体を見渡すことができます。
どこを見ても本がずらーっとカラフルでキレイに並んでいます!!ホントに360度!
海外に渡航する前、図書館とは本を借りる場所・本を読む場所という固定概念がありました。
ここでは読むだけではなく、高いデザイン性と素晴らしい空間を観て実感することができます。
まさに“読むだけはなく観る図書館”です!!
詳細
残念なことに2024年9月27日現在、改修工事のため臨時休館しています。
情報によれば工事終了予定は2027年なんだとか…….(笑)
用途 | 公共図書館 |
設計者 | グンナール・アスプルンド |
着工 | 1920年 |
竣工 | 1928年 |
入館料 | 無料 |
最寄り駅(地下鉄) | Odenplan or Radmansgatan |
最寄り駅(バス) | Stadsbiblioteket |
図書館に興味がない人でも行って良かったと思えるスポットです!!
そんな魅力あるストックホルム市立図書館に足を運んでみてくださいね😁
コメント